第1章 初めて気づいた気持ち
友達「おいニカ!何ボーとしてんの?」
高嗣「えっ?あっ………なんでもない」
友達「何でもないって顔してなかったぜ」
高嗣「まぁいいじゃん、それより早く教室行こうぜ」
半ば強引に友達の話を終わらせた。
あんまり突っ込まれると………
友達「そういえばさぁー」
もうすぐ教室って所で、友達が思い出した様に話しだした。
友達「お前の幼なじみ……」
高嗣「?がどうかした?」
友達「うん、ちゃんを昨日駅前で見かけたんだけど」
高嗣「ふ〜ん、それで?」
友達「ちゃん男連れでさぁ、なんか楽しそうだったぜ。あれは絶対彼氏だと思うぜ」
高嗣「えっ?」
そういえば昨日ン家のおばさんが、は朝から出かけてるって言ってた。
が男と………
俺以外の男と楽しそうにしてた………
友達「うちの学校の制服と違ったから、他の学校の奴だと思うぜ。お前てっきり知ってると思ったけど、もしかして知らなかったとか?」
高嗣「えっ………あっ………あぁ……」
は今まで1度も俺に隠し事したことなかった。
楽しい事も辛い事も、何でも話してくれてた。