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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第14章 好きの意味




『もー赤井さん!くっつくなー!』


赤「そう照れるな」


『照れてない!』


赤井さんは私を片手で抱き上げながら
読書をしていた


ええい!こんな本奪ってやる!


私はひょいっと上から
本を奪ってテーブルの上に
置いてやった


赤「ホォー、もっと構ってほしいのか」


『ちーがーうー!』


赤「はいはい、可愛い可愛い」


『可愛い言うな!
そんな事より熱下がったら
教えてくれるって言ってたよね!?』


赤井さんは一瞬何のことだ、という
表情をしたがああ、と
直ぐに表情を元に戻した


赤「性行為の仕方を
教えてやると言っていたな…」


『言ってないから!ばかっ!!』


赤「なんだ違うのか
俺は言ったつもりだったが…」


もうバカなの!?
そういう事しか考えてないのか!


『ハァ…』


私は呆れてため息を吐いた


そのため息を掴むかの様に
私の顔の前で赤井さんが
空気を掴んだ


赤「ため息を吐くと
幸せが逃げるらしいから
捕まえてやったぞ」


『あ、ありがとう!私の幸せおかえり!
じゃなくて!安室さんの事教えて!』


私は赤井さんの顔を
下から覗き込んだ


赤井さんは意地悪く口角を上げると


赤「教えてやらん」


と言いながらプイッとそっぽを向く


はぁ?何なの!
熱が下がったら教えてやるって
言ってたじゃん!嘘つきー!


『何で教えてくれないの!』


赤「俺はもう拗ねた」


はぁ?いい歳した大人が
何を子供みたいなこと…


そもそも…


『赤井さんが拗ねる原因が分かりません!』


赤「名前が安室くん安室くんって
他の男に気を取られているからだ」


余計に意味がわからん!


赤「目の前にもっと
いい男が居るだろう?」


『私の目の前には
ロリコンえろじじいしか居ません』


赤「そんなひどい事を
言う口はこの口かな?」


赤井さんは両手で私の頬を
むにーっと摘んだ


『いひゃい…』




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