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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第10章 イケメンの看病代




あっつ…と思い
掛け布団を蹴り飛ばした所で
見知らぬ部屋の扉が開く


安「名前ちゃん、目が覚めたのかい?
今、飲み物持ってくるね」


安室さんの姿を見て
少し安心した


そっか、昨日安室さんに拾われたのか…
雨に濡れたせいで風邪引いたのかな


ぼーっと天井を眺めていると
飲み物を持った安室さんが
部屋に戻って来てくれた


安「はい、とりあえず水分補給して?
それからこれで体温測って」


テキパキと看病してくれる
安室さんは何だかお母さんみたいだなぁ


グラスに入ったお水を飲み干して
熱を測ると38度を少し超えていた


安「今、お粥作ってあげるから
それ食べた後、薬を飲むこと。
いい?わかったね?」


『あんまりお腹空いてない…』


安「食べないなら病院に連れて行くよ?」


病院…


それはまずい。
私の本名がバレちゃう


安室さん、分かってて言ってるな…


『…ちゃんと食べる。病院はダメ』


安「うん、いい子だね」


安室さんの声色は優しくて
ふわりと頭を撫でてくれた


…くそー!…イケメンかよー!


安「僕がお粥作ってる間
体の汗、拭いて
替えの服に着替えててね」


と、タオルと替えのシャツを
渡してくれる


少し待っててね、と言い残して
安室さんは部屋を出て行った


せかせかと汗を拭いて
大きいシャツに着替えた所で
ブーブー…と何処からか
バイブレーションが響く


ベッドの横に置いてあった
私のリュックからだ


リュックを開けると
私のスマホが震えていた


画面を見ればコナンくんからの着信


うわっ!やっべー!
これ怒られるやつだ!


私は恐る恐る通話ボタンを押した


『…も、もしもし』


コ〈名前姉さん!何してんだよ!
安室さんから連絡あったけど大丈夫か!?〉


『だ、大丈夫…ちょっと熱あって
安室さんに少しお世話になってる…』




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