第1章 誰なんじゃいっ!
阿「おおー!名前くんか!
大きくなったの〜」
コ「げっ!名前姉さん!」
誰だこのメガネの小学生…
何故私の名前を知っている!
んー?んんんん…?
『し、新一!』
その小学生のメガネを取り上げると
最後に会った時の姿のままの新一が…
『可哀想に…小学生のままの姿で
成長が止まっちゃったのね…
ってんなわけあるかいっ!
どうしちゃったの新一!』
コ「ぼく、江戸川コナン!」
『うそん…二重人格にもなっちゃってる
博士…新一は何かの病気に…?』
かくかくしかじか
悪い奴らに毒薬を飲まされて
体が縮んでしまったらしい
そんな漫画みたいな話あるかいっ!
て思ったけど現に小さくなっている
新一を見てその話は事実みたい
で、今は江戸川コナンって名前で
小学生やってるらしい
いいなー、小学生…
私も無邪気で何も将来を気にせずに
自由に羽ばたいていた時期があったな…
と、なんやかんやで
今は蘭ちゃん家でお世話に
なっているらしい
『ひ、ひとつ屋根の下で…!』
コ「バ、バーロー!」
『新一も大人の階段登り始めてるのか…』
コ「そ、それより、名前姉さん
今日どこに泊まるつもり…?」
『あ…忘れてた
新一の家に泊まる気だったからなぁ〜
今、メガネが居るし…
参ったなぁ…今からホテル探すのも…』
タイミングよく博士ん家の
チャイムが鳴って玄関を見ると
お鍋を持った先程のメガネが…
沖「あのー、カレーのお裾分けに
来たんですが…皆さん何かあったんですか?」
てめぇのせいで私の予定が
パァなんだよ!
とは言えない。
コ「昴さん、名前姉ちゃんがね
新一兄ちゃんの家に
泊まるつもりだったんだけど
昴さん今居候してる状態だし…」
この急に江戸川コナンに成りきるスピード
すげーな。
沖「私は構いませんが」
は?今何ですと?
沖「でも、知らない男と
一緒に過ごすとなると警戒しますよね」
『え、全然大丈夫!』
今からホテル探す方がだるいわ!
そんな感じで
泊まるところを確保した
わーい!
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