第4章 昴お兄ちゃんとポアロへ
『す、昴お兄ちゃん…
知り合いなの?』
沖「ええ、彼は宅配業者でも
働いていて先日少々長話をしたんですよ」
『へぇー…』
安「こちらのお嬢さんは?」
『わ、私、沖矢名前!』
安「…名前…ちゃん、
そう言えば工藤さんの親戚の彼女も
名前さんですよね?」
沖「ええ、名前さんは先程
アメリカへ帰ってしまいましたが…」
ナイスメガネ!いいぞー!
安「そうなんですか」
少し残念そうな表情を見せた安室さん
うっ…何だか心苦しいぞ…
私は安室さんの服の裾を握った
『名前お姉ちゃんが
ここの安室さんが作るサンドウィッチが
美味しいって教えてくれたから
食べに来たのっ!』
そう伝えれば
安室さんはふわりと笑った
安「ふふっ…では
お席へ案内しますね」
私達は窓際のテーブル席へ
案内されて
ハムサンドとオレンジジュースと
コーヒーを注文した
先にオレンジジュースと
沖矢さんのコーヒーがテーブルに
並べられてその後に
ハムサンドがやってきた
ひゃっほーいっ!
頂きます、と手を合わせてから
口いっぱいに頬張った
『ん〜っ!おいしいっ!』
安「それは良かったです」
うわっ、気配を消して
横に立つな!
その時カラン…とドアが開く音がして
そちらに顔を向けると
新一…じゃなくてコナンくんが居た
安「コナンくん、こんにちは」
コ「安室さん、こんにちは…
げっ…昴さんと名前…ちゃん
なにしてるの…?」
『何ってサンドウィッチ食べてるの』
沖「たまにはゆっくり外食も
いいかと思いまして…」
コ「あはは…」
そう言いながらコナンくんは
沖矢さんの隣に座った
沖「ボウヤも何か奢ってあげますよ」
コ「じゃあ…ボクもオレンジジュースで…」
安「少々お待ち下さいね」
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