第19章 赤井side5※
書斎でぽつり、本の香りに
包まれながら…
頭に浮かぶのは彼女の事ばかり
参ったな…
彼女がシャワーから出てきて
何か探し物をしている様子だったので
声を掛ければ救急箱を
探していると言う
何処か怪我でもしたのかと思い
少々焦ったが、どうやら
怪我の犯人は俺らしい
『ココ…腫れて痛いの…』
と、恥ずかしそうに
パジャマをめくる彼女に
ゾクゾクと来るモノがあった
沖「ふふっ…
私が手当てしてあげますよ」
リビングまで彼女を抱き上げて行き
救急箱を取り出して
彼女を片膝に乗せる
沖「服、めくっていて下さい」
彼女は言われた通りに
パジャマをめくり上げて
赤く腫れた胸の飾りを
露わにさせた
視線は恥ずかしそうに
晒されているが、
それもまた可愛らしくて
指先に軟膏を付けて
右側の飾りに優しく塗れば
直ぐに主張を始めピンッと勃起する
彼女の吐息に混じる甘い声が
リビングに響く
頬を紅潮させ瞳を潤ませる、
その表情は酷く唆られた
指先できゅっと摘めば
びくんっと身体が跳ねて
反応を示していた
沖「いけない子ですね」
彼女の額にキスを落とせば
そんな触り方しないで、と怒られ
手当てしているだけだと言えば
身を捩って逃げようとする
逃げられない様に腰を支える
沖「まだ右側しか塗れていませんよ?」
『…はやく、おわらせてっ…』
懇願する彼女は
可愛くて仕方なかった
もう一度指に軟膏を付けて
今度は左側にそれを塗る
ビクビクと身体を反応させて
ぎゅっと目を瞑って
快感に耐える彼女の姿に
このまま襲ってしまおうかと
また、己の中で葛藤した。
ガーゼを貼り手当てを終えて
彼女の頭を撫でれば
子供じゃないんだから、と
怒られた
それから夕食を作り
彼女と一緒に食べている時に
彼女が自分にも何か仕事を与えろと
言ってきた。
家事全般、俺に任せている事が
気に入らないらしいが
子供の姿じゃ何をやっても
危なっかしくて断った
だが、彼女は
食後も腑に落ちない様子だった
そんな事を考えている彼女に
良い親に育てられたんだな、と
年寄りくさい事を思っていた
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