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異世界召喚とランプの精

第1章 プロローグ


むかしむかし今から1000年ほどむかし
周りを砂漠に囲まれた小さな王国がありました


この小さな王国の名は"デシエルト"


このデシエルトでは近年まれにみる厄災が続いていた
雨が降る気配はなく緑で溢れていた町は少しづつ
周りの砂漠に侵蝕されて今にも飲み込まれ様としていました


しかしこの国にははるか昔から伝わる言い伝えがあったのです


"砂漠のどこかに何でも願いをかなえてくれる魔法のランプが眠っている"


小さな王国デシエルトの15歳の若き王子様
名はマッドネス・クレール・ド・リュンヌ・デシエルト


言い伝えを信じ数名の供を連れ
広大な砂漠にランプを探す旅に出た


日中は太陽が容赦なく照りつけ熱気舞う
夜になると昼とは逆に肌を指す様な冷気が漂うなか
民を思い必死に探したそんな日々が5年も続いた


「ランプを探し出して5年、そろそろ潮時か・・・・」


この5年で王国の半分が砂漠に飲み込まれてしまった
ランプ探しを諦め民を避難させることを決意した


明日には王国へと帰ろうと
冷気漂う砂漠の真ん中で星空を眺めていた時
月より一筋の光が砂漠に落ちた
導かれたどり着いた場所には銀色に光輝くランプがあった


「魔法の・・・ランプ?
これで民が!王国が救われる!!」


奇跡が起こりランプを見つけ出すことが出来た王子様は
急ぎ王国へと帰っていった


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