第4章 そんな所も好き*
「……………デートしても良いですよ」
「はいやっぱり駄目ですよね…え?」
「良いんですか!?」
「はい。その変わり条件をつけますよ」
「なんですか?なんでも聞きますよ!」
「デートする変わりに教室に来ない事を約束してください」
な~んだそんなことか!
……………ん!?
「なんですかその条件!無理です!」
「なら永遠にデートは無理ですね」
「うっ」
先輩め……酷いですよ
私が毎日学校へ行けるのは先輩に会えるからなのに!
「…それ以外にないですか?」
「はい」
即答だ。
どうしよう。先輩とデートはしたいけど先輩に会えないのは嫌だ…
「あと3秒でどちらかに決めないとデートもしませんし教室にも入らせませんよ」
「えっえっとあの」
「デ、デート!したいです!」
「わかりました。では来週から教室に来ないでくださいね」
あ。やってしまった。でもデートは嬉しい。
う~ん、まあ来週考えれば良いか!
明日の服装考えないと!