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LOVE*CHOCO*KISS‼︎ 〜HQバレンタイン企画〜

第14章 《影山》いつでも君のそばに



『もう…いつもノックしてって言ってるよ…ね…』


ガチャリと勢いよく開いたドアに呆れながら
視線を移せば固まってしまう…


ハァハァと息を切らしながら
突然部屋に入ってきたのは影山で…
あまりの驚きに何も言えなくなる…

えっ…かっ影山…なっなんで…



『…どうした…の?』

やっと出た言葉に影山は俯きながら呟く…


「……したの…かよ…」

『え?』

「…渡したのかよ?…チョコ…告ってきたヤツに…」



どうしたの急に…
普段なら絶対そんな事聞かないくせに…

いつもと雰囲気の違う影山に
戸惑って俯いてしまう…


『今日…たくさん貰えてたじゃん…
別に…私の事なんて気にしなくても…』

胸がズキリとして涙が滲みそうに
なるのをグッと耐える

見てる事しか出来なかった自分が悔しくて…


「…どうなんだよ…言えよ…」

『影山には関係ないって思うけど…』


素直にもなれないなんて…



「うっせーボケ…だいたいムカつくんだよ」

今度は少し声を荒らげて言う


「ナギが…俺以外の男と一緒に居たり
俺の事…影山って呼ぶ事が…」



えっ…

思わず影山の顔を見上げる…
合った真剣な瞳に息が止まりそうだった…

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