LOVE*CHOCO*KISS‼︎ 〜HQバレンタイン企画〜
第14章 《影山》いつでも君のそばに
「だいたい…呼び方変える必要どこにあんだよ…
今まで通りじゃダメなのか…?
昔みたいに…もっと俺の近くに居ろよ…」
影山の言葉に涙が溢れる…
涙と一緒に閉じ込めていた想いも溢れてくる
『私…影山のそばに居てもいいの?』
「俺はナギがそばに居ないと落ち着かねえ…
つうか…影山って言うなっつってんだろ」
うん…ごめん…
小さく頷いて飛雄に抱きつく…
『…飛雄…す…き…』
ギュッと背中に手を回せば
飛雄も優しく包んでくれる
「俺が…俺らしくいられるのはナギが居るから
正直…それが好きって事なのかはまだわかんねえ
だけど俺のそばにいろって言うのはダメか?」
ううん…
飛雄の胸の中でフルフルと頭を振る
『あっ先輩には…渡してないから…ちゃんと断った』
顔を上げて飛雄を見つめる
「…おぅ…俺には?ねえのかよ?」
『…えっと…ごめん……』
飛雄が急に来たりするから…
だから今日はこれで我慢して?
そっと飛雄の頬にキスをした
fin.