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LOVE*CHOCO*KISS‼︎ 〜HQバレンタイン企画〜

第20章 《赤葦》強引な君に心惹かれて






「失礼します」

赤葦「失礼します」



私達はそれぞれ挨拶しながら職員室に入る

中では担任が"おー、きたきた!こっちこっちー!"と手を振っている。



……可愛いと思ってしまう自分を殴りたい←





「何ですか?」

担任「おー、このテキストと答え教室に持って行ってくれ!」

「……はい…」



たまには自分で持っていこうとか思わないのかな。この人
私は怒りを覚えつつ返事をした



担任「あ、小鳥遊~。お前、学年末英語本気で点とらないと進級できねーぞ??どーにかしろ!!」

「……どうにかって言われましても……」




分かんないから仕方ないやん!?
まず、英語ってどうやって勉強すれば良いんだよ!!

あと、赤葦君が居る目の前で言わなくて良くない!?
なに?!この公開処刑!!



私は心の中で毒づきなが平然を何とか保つ
ほら、赤葦君苦笑いじゃん。ごめんね。私とこの人が馬鹿なばっかりに……



そう思っていると、先生が何処からか評価帳と書かれた本を取り出した。……は?


担任「あ、赤葦。お前英語出来るじゃん。小鳥遊に教えてあげてよ。こいつ数学は出来るからさ、お互い様じゃん?どうよ?」



………





こんなに真剣に殺意を覚えたのは初めてだった
おい、担任……何言ってんだ。コノヤロー…






私はこの空気の中でどんな反応をすればいいのか分からず、止まっていた。すると、赤葦君が衝撃の発言をした



赤葦「全然大丈夫ですよ。確かに小鳥遊さんは数学を教えるのは上手でしたし…」


赤葦くんは微笑みながらそう言った



「……は?」





赤葦君、違う。
そうじゃない!!




心の中で叫んだ



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