• テキストサイズ

LOVE*CHOCO*KISS‼︎ 〜HQバレンタイン企画〜

第20章 《赤葦》強引な君に心惹かれて








私は何故か放課後図書室に来ていた






赤葦「ねぇ、ここって虚数だからこうなるの?」

「…そうそう、あと、ここは"異なる2つの"って入れないと減点になるよ」

赤葦「え、マジか」


何故かこのイケメンと一緒に



放課後の図書室は人が居ない
本当に居ない

実際、現在進行形で私たち以外誰もいない

司書の先生どこ消えたし…




なので、喋ってても特に注意されないのだ


あ、赤葦くんはテスト前1週間なので部活は休みだ
……私は帰宅部エースだから←


赤葦君は数学の問題をスラスラと解き進めている
私はと言うと…まぁ、シャーペンが一切動いていない


英語って難しいね
何書いてるのか分かんないや。



赤葦「……小鳥遊さん、大丈夫?ペン動いてないけど……」

「……ぜ、全然大丈夫じゃない」

赤葦「……何処が分からない?教えるよ」


そう言って笑い掛けてくれる赤葦君
優しいな…でもね……


「………分かんないとこ……どこだろ……」

赤葦「……は?」


赤葦君…その声は流石に心が折れそうだ



_____________________




赤葦「じゃあ、ここ訳してみて」

「……私は…彼等が看板……から?石を投げつけられるのを見た…?」

赤葦「……看板凄いね」

「…」←


改めて自分が言った事を繰り返して、思う


なんだよその文は…!!
看板すげぇな!?てか、子供たちは一体何したんだよ!看板様怒らせるってよっぽどだぞ??


私はもう一度英文を見る



「あー、看板に?石を投げつける彼らを見た?」

赤葦「そ、ちゃんと訳した後に読み返してね」

「はい……」



私は何も言えず、静かに返事をした



/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp