第2章 目の前に現れたのは
今週は課題も多いしそろそろ帰ろうかな…雲も出てきたし。
『んー…じゃあ猫ちゃん。私帰るね。』
私は伸びをしながら猫ちゃんにお別れを言った。
その直後…
ピロリン♪
着信音の正体は裕香からLIMEだった。
裕香はこの大学に入ってできた友達の1人。とても明るく、よく一緒にいるグループの中でもムードメーカー的な存在だ。
えーっと
“課題終わんないよー(´;ω;`)
教えてください耀さまあああ”
裕香はよくこうやって助けを求めてくる。
『もー。仕方ないなー。』
“耀様が直々に教えてやろう( ・´ー・`)
バイト終わったら家おいでー”
『これでよしっと。』
裕香のバイトが終わるまでにいろいろやらないとなー。
帰ってからやる事を考えていたその時異変は起きた。