第3章 暗殺の時間
殺「美羽先生ちょっといいですか?」
貴女「?はい、いいですよ」
殺せんせーside
このクラスに赴任してきたとき気になる女性がいた
七瀬美羽先生
とても「美羽」に似ている
かつて私が愛した最愛の人に
名前まで一緒だ
知りたいほんとに彼女かどうか
貴女「なんですか?殺せんせー」
殺「貴女は死神という殺し屋をご存じですか?」
貴女「死神...ですか
分かりません...でもなぜか暖かい気持ちになります
殺せんせーには話しておくべきですよね
私E組に赴任するちょっと前から昔の記憶が無いんです」
記憶がない!?
彼女の言うことが正しければ「美羽」は死んでいない
だって彼女が「美羽」なのだから
殺「そうなんですか
何か思い出したことがあれば教えてください」
また美羽に会えた
貴女「はい!あっ明後日ですよね
赤羽くんの停学が開けるの」
殺「そうでしたね
どんな子なのか楽しみですヌルフフフ」
美羽『ねぇ死神
私たち殺し屋じゃなかったらなにやってたかな?』
死神『さぁ?私には想像もできません』
美羽『私は時々思うよ
死神は先生になってたんじゃないかなって
真剣に生徒と向き合い導ける
そんな先生に』
美羽、私はいま貴女の言うような先生になれていますか
雪村さん、君から授かったこの生徒たちを正しく教えることができていますか