第6章 6話
(黒霧)
「13号
災害救助で活躍するヒーロー...
やはり」
(芦戸・瀬呂)
「先生ー!!!!!」
(黒霧)
「戦闘経験は一般ヒーローに比べて半歩劣る。
自分で自分をチリにしてしまった。」
黒霧は13号のブラックホールを13号の背中側にワープさせ、13号自身をチリにしてしまった。
(砂糖)
「飯田走れって!!!」
(飯田)
「くそう!!!」
DRRRRRRRRR
飯田は黒霧を振り切り入口まで走る。
(黒霧)
「散らした子供...
教師たちを呼ばれてはこちらも大変ですので。」
ズズズ
と、黒霧は飯田に多いかぶさろうとする。
(障子)
「行け!!
早く!」
障子が黒霧を押さえ込んだ。
それによって、黒霧は体の自由を奪われた。
(飯田)
「くそ!!!」
しかし、安心したのも束の間。
自力で障子の腕から脱出した黒霧は飯田の元まですぐさま飛んで言った。
(黒霧)
「ちょこざいな...!
外には出させない!」
突然、芦戸と共に13号の様子を見ていた麗日があるのを見つけ黒霧の方へ走り出した。
(芦戸)
「麗日?!どうしたの?!!」
(麗日)
「みんな!アレ!」
アレ、とは黒霧の首元にある襟のようなものだった。
(飯田)
((自動ドア...!
蹴破るか?!蹴破れる厚さか?!))
(黒霧)
「生意気だぞメガネ...!
消えろ!!」
黒霧がモヤで飯田を捕まえようとした。
あと、数センチのところで届かなかった。
(飯田・黒霧)
「?!?!」
捕まってしまうと思っていた飯田も驚いた。
(麗日)
「理屈は知らへんけどこんなん着てるってことは、実体あるって事じゃないかな...!!!
行けぇぇ!飯田くーん!!!!」
FLOAT FLOAT
その理由は麗日か個性で黒霧を浮かしたからであった。
(黒霧)
((身体を...!しまった!!))
(瀬呂)
「いけえええええ!!!」
瀬呂も個性で無重力で飛んでいきそうな黒霧を捕まえ、放り投げた。
(飯田)
((自動ドアが!!開かない!))