第6章 6話
同時刻 USJにて
(飯田)
「みんなは?!いるか?!確認出来るか?!」
飯田は個性が複製腕の障子にクラスメイトの状況を聞いた。
(障子)
「散り散りにはなっているがこの施設内にはいる。」
USJでは黒霧の個性、ワープで生徒がUSJ内に散らばってしまった。
(13号)
「...!」
(瀬呂)
「物理攻撃無効でワープって...!
最強の個性だぜおい!!」
クラス内トップの攻撃力を持つ爆豪がワープに連れていかれたことで、ワープから逃げれたA組の子供たちは焦り始めていた。
(13号)
「.........委員長!」
(飯田)
「は!!」
(13号)
「君に託します。学校まで駆けてこのことを伝えてください。警報ならず、そして携帯も圏外になっていました。
警報器は赤外線式...
先輩...イレイザーヘッドが下で“個性”を消し回っているのにも拘わらず無作動なのは...恐らく、それを妨害可能な“個性”がいて即座に隠したのでしょう。
とすると、それを見つけ出すより君が駆けた方が早い!」
(飯田)
「しかしクラスを置いていくなど委員長の風上にも...!!」
13号の申し出に納得していない飯田にA組の子らが懇願し始めた。
(砂糖)
「行けって!非常口!!外に出れば警報がある!だからこいつらはこん中だけでことを起こしてるんだろ!」
(瀬呂)
「外にさえ出られりゃ追っちゃ来ねえよ!
お前の脚でモヤを振り切れ!」
(13号)
「救うために“個性”を使ってください!」
(麗日)
「食堂の時みたく...サポートなら私超出来るから!する!から!
お願いね!委員長!」
クラスメイトが先生が自分を頼っている。
救けるために、“個性”を使う。
今、僕の“個性”を使わなくていつ使う?!
(黒霧)
「手段がないからと言って敵前で策を語る阿呆がいますか。」
(13号)
「バレても問題ないから語ったんでしょうが!!」
13号はその言葉とともに“個性”を使った。