第4章 4話
(飯田)
「ということで、紙に投票したい人の名前を書いたらこの箱に入れてくれ!」
投票っていうことは全員参加じゃん...めんどくさいなぁ。ということは相澤以外には伝わっていなかった。
(彩夏)
(誰に投票すればいいんだろ...この人にしよ。)
ガタッ
教卓の上に置いてある箱の中に投票用紙を入れに行こうと席を立った時だった。
(爆豪)
「おいモブ女てめぇ俺に投票してんだろうな!してなきゃぶっ殺す!!!」
爆豪が突っかかってきた。
(彩夏)
「はぁ?爆豪くんに入れるくらいだったら私が学級委員になった方がまだマシよ。
爆豪くんが学級委員になったら学級崩壊しそうだし。」
(爆豪)
「...こんのくそモブ女...んな事なるわけねーだろ!!!クラス守り殺したるわ!!!!」
(彩夏)
「まぁ、強いていうならそーゆーとこ。」
爆豪のうるささとは正反対の彩夏は爆豪に口で負けることなく、教卓の上に置いてある箱の中に投票用紙を入れた。
(上鳴)
「どんまい、爆豪。」
(爆豪)
「はぁ?黙りやがれアホ面!!!!」
(切島)
「ほら、そーゆーとこからして相澤に負けてんだよ...」
(爆豪)
「俺は負けてねえ!!!!」
(彩夏)
「そうね、ごめんね。」
(爆豪)
「チッ」
(相澤)
「おいそこうるせえぞ。投票は終わってんのか。」
相澤の鶴の一声で喧嘩は終息した。