第3章 3話
オールマイトが相澤を校門まで送っていた。
(彩夏)
「俊くんも大変だねー急に教師って。今日もカンペ見てたしね。」
(オールマイト)
「そうなんだ...って彩夏!君授業中話聞いてなかったろ?!」
相澤がうめき声をあげた。
(彩夏)
「しょっしょうがないでしょ?!ちょっと考え事してたから!」
(オールマイト)
「ちゃんと聞いてくれよ...いくら君がプロヒーローで実践練習必要ないって言ったって...悲しいじゃないか!
?あれって...緑谷少年と爆豪少年?
いくぞ!!彩夏!」
そう叫んだオールマイトは相澤の腕をつかみ走り出した。
(彩夏)
「はっ?!えっ?!!ちょっ????うわぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!」
(オールマイト)
「爆豪少年!!」
(彩夏)
「俊くんの─────オールマイトのコノヤロウ!!!」
急に腕を捕まれ、走り出された相澤はすこぶる機嫌が悪かった。
オールマイトに暴言を吐くほどに。
(緑谷)
「あ、相澤さん!!オールマイトのことこの野郎って...」
(オールマイト)
「言っとくけど...!自尊心ってのは大事なものなんだ!!君は間違いなくプロになれる能力を持っている!!
君はまだまだこれから...」
(爆豪)
「離してくれよオールマイト
歩けねぇ
言われなくても!!
俺はあんたをも超えるヒーローになる!
おら、行くぞくそモブ!!!」
(オールマイト)
「あ......うん......
教師って......難しい.........!」
そう言った爆豪は相澤の腕をつかみ歩き出した。
残されたのは放心状態のオールマイトと今にも倒れそうな緑谷だけだった。