第3章 3話
次々と敵チームとヒーローチームに別れ、実践を繰り返していた。
そんな中2人だけモニターに注目していない生徒がいた。
爆豪と相澤だ。
(彩夏)
「ね、爆豪くん。私は爆豪くんはオールマイトをも超えるヒーローになる器があると思うよ。」
(爆豪)
「............。」
(彩夏)
「え、無視?!相変わらず君は酷いなぁ。」
(爆豪)
「............てめぇは悔しくないんか。」
(彩夏)
「...悔しいに決まってるでしょ。
次頑張るよ。同じことは二度と繰り返さない。」
(爆豪)
「......。」
(彩夏)
「はい、また無視された。」
もう、君には慣れたよ。と相澤は言った。
二人の間に沈黙が走る。
どちらも話そうとはしなかった。
(オールマイト)
「お疲れさん!
緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし真摯に取り組んだ!!
初めての訓練にしちゃ皆上出来だったぜ!」
(切島)
「相澤先生の後でこんな真っ当な授業...何か拍子抜けというか...」
(オールマイト)
「真っ当な授業もまた私達の自由さ!それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば!
着替えて教室にお戻り!
あ、相澤少女は後で私の所まで来てくれるかい?」
(彩夏)
「...了解です。」
バビューン!!!
何もこんなとこで言わなくても良いだろと思う彩夏をよそにオールマイトは帰ってしまった。
(峰田)
「?急いでるなオールマイト...かっけぇ。」