第3章 3話
(飯田)
『ジジッオイ爆豪くん!!何をしているんだ?!』
(爆豪)
『ジジッ黙って守備してろ...!ムカついてんだよ俺ぁ今ぁ...!』
(彩夏)
『ジジッいや、気分聞いてるんじゃないから!!ちょっと?!
切れた...マジか奴!!!』
そんな2人の言う事を聞かず、緑谷ばかりを爆豪は追っていた。
(彩夏)
「この部屋...あまり家具はないけどあの子に振り回されたら厄介ね。
...捨てよっか」
もったいないけど。と彩夏が言った。
(飯田)
「そうだな!相澤くんはここで捨ててくれるかい?!ボっ───俺が運んでくる!」
部屋の家具を全て捨て終わった頃。
麗日が部屋に近づいてきていた。
麗日は自分が近づいてきていることは知られていないと思っていたが、彩夏の個性で作られた防犯カメラで今どこに、何をしているか、何を話しているかなど、全て筒抜けだった。