第3章 3話
(彩夏)
「あああああ...」
先程とは打って変わった表情の彩夏が奇声を発する
(飯田)
「訓練とはいえ敵になるのは心苦しいな...
これを守ればいいのか...」
飯田が話しているのを聞かず彩夏は部屋の隅の方でじっとしていた
(爆豪)
「おいデクは“個性”が...あるんだな...?」
(飯田)
「?あの怪力を見たろう?どうやらリスクが大きいみたいだが...
しかし、君はやけに緑谷君に突っかかるな...」
(爆豪)
「クソナードが...!!」
爆豪と飯田の会話は止まりそうにない
完全に蚊帳の外であった彩夏はガタガタと震え始めていた
(飯田)
「僕らのチームだけ意思疎通手段がないのはキツイな...って!!相澤くん?!震えているが大丈夫かい??
一緒にがんばろう!ところで君の個性は?」
(彩夏)
「私は百とおなじで創造なんだ...
でも...位置座標ゴーグル取られちゃったから、投げるとかそーゆーのはダメかな.....命中率が激的に下がる」
申し訳なさそうな顔で彩夏が飯田に自分の個性を述べる
すると飯田がなるほど...と頷いた