第3章 3話
(オールマイト)
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ!!
Aコンビが『ヒーロー』!!Dトリオが『敵』だ!!」
いきなりの対戦に戸惑う彩夏
A組で彩夏と緑谷だけがおろおろとしていた
その理由は全く違うものであったが
(オールマイト)
「敵チームは先に入ってセッティングを!5分後にヒーローチームが潜入でスタートする
他のみんなはモニターで観察するぞ!
相澤少女、飯田少年、爆豪少年は敵の思考をよく学ぶように!これはほぼ実践!ケガを恐れず思いっきりな!
度が過ぎたら止めるけど...」
その言葉は緑谷の目を見ながら言った
その目は心配の色で溢れていた
(オールマイト)
「さぁ!行ってらっしゃい!!!あ、相澤少女少しいいかい
君は八百万少女と同じ個性だよな?」
(彩夏)
((来た...か...))
彩夏は苦虫を噛み潰したような顔をする
が、その顔を見ていた爆豪はなぜオールマイトに話しかけられただけでそんな顔をするのか、さっぱり分からなかった
(彩夏)
「はい。そうですけど何か?」
(オールマイト)
「じゃあ、そのメガネは今回は使用禁止だ!」
(彩夏)
「了解....」
このメガネがなかったら創造で作ったものを投げる時とかの成功率が下がってしまう...
元々想像用なんだけれども。
こりゃ、ほんとに足でまといになっちゃうな
彩夏は深い、深い息を吐きオールマイトに一応一礼し
爆豪と飯田の元へと歩みを進めた
オールマイトからは見えなかったが
彩夏の顔は
それは
それは
悔しい表情を浮かべていた