第3章 3話
なんであんな暑苦しい子といたのか。
この子らと戯れてたらよかった...
と、心の中で反省する彩夏
(彩夏)
「えっと、相澤彩夏です。ってこのタイミングでおかしいけどこれから、よろしくね!」
(女子)
「うん!」
中学までは無個性と名乗っていたこともあり、同年代の友達はいた事がなかった彩夏にとって
初めての仲間、友達と呼べる人ができた瞬間だった
そんな感動の場面も、耳郎の言葉で一瞬にして現実へとよびもどされる
(耳郎)
「いけるよ!彩夏なら!かわいいし
ボソッッ((発育の暴力だ...」
耳郎の放った言葉はA組の女子には誰の耳にも入ることなく
空気と紛れて無くなった
(彩夏)
「私がもっとちゃんと書いてたら大丈夫な話だったしみんなが送れちゃう!みんなは先に行ってて?」
(女子)
「分かったー!」