第8章 8章
校長室の扉を彩夏がノックする
(彩夏)
「失礼します
1-A、相澤彩夏です」
(根津)
「あぁ!お入り!もしかして、もう出来たのかい?」
根津は彩夏を迎え入れ、ソファに座るよう促す
(彩夏)
「はい」
彩夏は根津の誘いに乗り、ソファに深く腰かけた
これが例の資料です、と綺麗にファイリングされた資料を根津に渡す
(根津)
「あぁ...
うんうん!僕が考えていたのと同じだよ!」
根津は彩夏から渡された資料を高速で読み、彩夏に評価を告げる
(彩夏)
「よかった...」
安心したのも束の間、彩夏は根津さんも考えてたんなら私に任せる必要なくね?という考えにたどり着いた
(根津)
「あ、一つだけいいかい?
エンデバーはこの件からは外しておいてくれるかい?」
(彩夏)
「え?でも、炎司さん───エンデバーはNo.2ヒーローですよ?
いいんですか?」
(根津)
「大丈夫さ!彼は多分頼んでも承諾してくれないよ!」
そこだけ修正を頼むよ、と根津は彩夏に資料を返す
(彩夏)
「了解しました
あ、それから頼まれていたカメラロボのプログラミングもおそらく、2、3日で完成出来るそうです」
(根津)
「わかった!ありがとう!」
その言葉に彩夏は首を横に振る