第1章 1話
(根津)
「いや、その時は別室受験にすればいい!それくらいの配慮はするつもりさ!
ね、相澤君!」
(相澤)
「そうですね。まぁ、それくらいは。」
その言葉に彩夏はにこやかに微笑んだ
(根津)
「じゃあ、個性は...?」
(彩夏)
「それは、“創造”でお願いします」
彩夏は自信満々で答えた
(相澤)
「それでいいのか?」
相澤の心配そうな顔をみつめ、彩夏が大きくうなづいた
(彩夏)
「うん。
だって1番使い易いし。
何より、私に合ってるから。」
(相澤)
「そうか。それも、そうだな」
(根津)
「じゃあ、創造で決まりかい!
それで出しておくよ!
で、本題なんだが...」
(彩夏)
「今の本題じゃないの?」
(根津)
「そうなんだ...
今彩夏はヒーロー免許、
持ってるよね?」