第1章 1話
(彩夏)
「いや、
ねz
あっ校長先生...誰がいるのか分からないのにどうやって決めろと?
まぁ、Aでいいです。それでお願いします。」
(相澤)
「おい、彩夏お前...」
相澤が何か彩夏に言いかけようとするがそのタイミングで根津が
(根津)
「じゃー決まったからね!変更不可だよ!」
と、相澤の言葉を遮る
(相澤)
「あっ...あー」
相澤はそれで諦めたように伸ばしかけた手を自分の膝に落とす
彩夏相澤が何を言おうとしていたのか気になったが、聞いても答えて貰えないのは重々承知していたため敢えてそこで聞こうとはしなかった
(根津)
「じゃあ次!個性についてなんだけど!
さすがにその個性を無駄に言いふらすのは良くない。
まぁ僕としてはA組ぐらいなら大丈夫だけど!
国にも許可は貰ってある。それに...君の信じた人なら大丈夫だろう!」
やっぱり。
私の個性をいちいち言いふらすのは良くない
(彩夏)
「消太にぃ...どうしよう...?」
と、彩夏は相澤の手を握る
(相澤)
「落ち着け彩夏....
俺は彩夏の意見を尊重する」
彩夏に返すように相澤も手を強く握った
(根津)
「で、彩夏。どの個性にするんだ?僕のおすすめは───」
(彩夏)
「あの!校長先生
もし、その個性に決定したら体力測定とか試験とかその個性の使用しかダメなんですか...?」
根津の話の途中で彩夏が遮る