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【ヒロアカ】ImageHero Dream

第7章 7話



生徒全員──緑谷と彩夏を除いてだが──がバスへ乗り込んだ。

バスが出発して、少しした瞬間。今まで張りつめていた緊張が急に解けたように彩夏が膝から崩れ落ちた。

(彩夏)
「根津さん...私.....私っ!」

(根津)
「彩夏。私たちは君にとても感謝しているよ
彩夏が鳥を寄越してくれたからこそ、こんなにも早くヒーローを集めることが出来た」


(彩夏)
「でも!!私は...守れなかった。間に合わなかった。


どうして、私だけが...こうやってピンピンして立ってるの...?」


(マイク)
「それはイレイザーがお前を守ったからだぜ

アイツ、自分のせいで彩夏が怪我したら自殺もんだ」

マイクが彩夏を励ますような声色で彩夏の質問に答えた。

(彩夏)
「そうだね...」


マイクと彩夏の会話を他所に、根津とミッドナイト、塚内は学校のセキュリティの話をし始めた。


(根津)
「セキュリティの大幅強化が必要だね」

(ミッドナイト)
「ワープなんて“個性”ただでさえ物凄く希少なものなのによりにもよって敵側にいるなんてね...」


そんな時、1人の警察官が塚内警部!!!と叫びながらこちらに走ってくるのが見えた


(警察官)
「塚内警部!約400メートル先の雑木林で敵と思われる人物を確保したとの通報が!」

(塚内)
「様子は?」


(警察官)
「外傷はなし!無抵抗で大人しいのですが...呼び掛けにも一切応じず口が聞けないのではと...」

(塚内)
「校長先生、念の為校舎を隅まで見たいのですが」

(根津)
「ああもちろん!
1部じゃとやかく言われているが、権限は警察の方が上さ!
操作は君たちの分野!
よろしく頼むよ!」

(塚内)
「ご協力感謝します。
では、これで─────」

塚内も話終わり、教師陣もそろそろ校舎の方へと帰ろうかとしている所だった。

(彩夏)
「塚内さん、私も会議に参加させて貰えませんか?お願いします」

それだけを言い終えた彩夏は塚内に90度以上の礼を深深とした。

( 塚内)
「...それはこちらからもお願いするよ、ドリーム」

(彩夏)
「っ!!ありがとうございます」
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