第1章 1話
(彩夏)
「失礼しまグハァッ」
(相澤)
「おい!今へ根津さんじゃなくて校長だろギロ」
と、相澤にギロリと睨まれた彩夏は小動物のように震え出した
そんな相澤を見て危険を察知したのか、ちゃんとやるか、という思いが湧き上がってきたようだ
(彩夏)
「すみませんでしたァ
コホン
では、気を取り直して───────初めまして。私、相澤彩夏と申します。この度は私を特別推薦して下さりありがとうございます。」
(根津)
「よしておくれよ!照れるじゃあないか!それに僕と彩夏の関係じゃないか
あ、それと、中学にはもう推薦書やらなんやら届いてると思うよ!」
その言葉に彩夏は目が見開く
いや、仕事早すぎだよ...
と、次の瞬間にはその優秀さに下を巻いていた
それに特別推薦ってのも本年度...つまり私が記念すべき第一号。
言ってみれば、私を雄英に入学させるための措置と言っていいほど。
(彩夏)
「態々すみません。お手を煩わせてしまって。」
(根津)
「いや、いいのさ!で今日よんだのはクラス分けと、個性についてなんだ。」
(彩夏&相澤)
「クラス分け...?」
相澤と彩夏は同じところで疑問をもち、同じタイミングで根津に聞き返す
(根津)
「おお!やっぱり仲いいね!
そうさ!クラス分けさ!今のところA組だけどいいかい?」
根津はにこやかに彩夏に向けて笑っている
しかし、彩夏の顔は今の言葉で表情が曇った