第6章 6話
彩夏が広場に着くと
(死柄木)
「何より...脳無の仇だ」
と、黒霧と死柄木がオールマイトに向かって走り出していた。
そんな中、4人の生徒はそろそろ入口ゲートへ戻ろうとあゆみ始めていた。
(切島)
「え?!彩夏?!」
(爆豪)
「はぁ?!!!」
と、そんな声を全て無視してオールマイトの方へ高速移動した。
オールマイトが死柄木と黒霧に殺されてしまう、その直前。
(彩夏)
「オールマイト!!!下がって!」
彩夏がオールマイトの前に立ちはだかり、
(緑谷)
「オールマイトから離れろ!!」
緑谷は死柄木にワンフォーオールを食らわせようとした。
彩夏はまさか、緑谷が飛び込んでくるとは思わなかったため困惑していたが、直ぐに体制を整え
《Blast》
爆ぜろ、と死柄木の位置座標限定で小爆発が起こった。
それと同時に、スナイプが放った銃弾が緑谷を破壊してやろうと黒霧のワープを使い伸ばしていた、死柄木の手を貫いた。
(オールマイト)
「来たか!!」
(根津)
「ごめんよ皆
遅くなったね
すぐ動けるものをかき集めてきた。」
その言葉に彩夏は安堵し、ふぅーと息を吐ききった。
(飯田)
「1-Aクラス委員長飯田天哉!!
ただいま戻りました!!」
飯田はUSJ内に響き渡るような大きな声で自分が帰ってきたことを皆に知らせた。
入口ゲートには雄英が誇るプロヒーローの面々がずらりと並んでおり迫力があった。
(死柄木)
「あーあ、来ちゃったな...ゲームオーバーだ
帰って出直すか、黒霧」