第2章 HUNTER×HUNTER
「君たち新顔だね。」
と知らないおじさんに話掛けられる
「キル‥‥」
この人怪しい。
「おっさんだれ?なんで俺らが新顔なんてわかるの?」
とキルがいつもの生意気な口調で言う
「俺はトンパ。自慢じゃないがもうハンター試験35回受けてるからなー」
と自慢気に言うおじさん
自慢してるようにしか思えないよ
「お近づきのしるしだ」
と言ってジュースを手渡してくる
怪しいな
「さんきゅー。ちょうどのど渇いてたんだよね」
と言ってジュースの缶を開けてごくごく飲むキル
トンパさんは心配そうにキルを見ている
あたしも飲もうと缶を開けると
「ミツキのもょうだい。」
とあたしの手から缶を奪う
トンパさんの顔は青ざめている
「心配?俺、毒じゃ死なないよ。訓練されてるから」
とキルはトンパさんを見て言うと
トンパさんは去っていく
「私も毒平気なのに」
と呟くと
「ダメ。絶対ダメ。」
と私を見て言うキル
なんて過保護な兄貴なんだ。