第8章 昨日の友は今日の敵
「ただいまアル〜!」と神楽は元気よく玄関を開ける。夜荘が入っていいものかとオドオドしていると、銀時は彼の手を引いて入れと指示した。その姿に「ケッ、ニートが」と神楽は唾を吐いた
リビングに向かうと、新八が朝食の準備をしていた
新「あ、おはようございます銀さん…って、その人は確か、夜荘さんでしたよね?おはようございます」
貴「お、おはよう新八君
ごめんね朝からお邪魔して…」
新「いえ。どうせ銀さんに付き合わされたんでしょう?ゆっくりしていってください。助けたお礼ってことで」
新八は「朝ごはん食べます?」と夜荘に聞く。彼が頷くと、新八と神楽はとても喜んでいた。夜荘がソファーに座るとその右隣に銀時、左隣に神楽が座る
神「夜荘は今日休みアルか?」
貴「一応な。けど突撃命令があったらいくよ」
「じゃあ私と遊ぼうヨ!」と彼女は無邪気な笑顔を浮かべる。夜荘は良いというが、銀時は駄目だと拒否をする
銀「今日は俺とパフェ食べに行くんだよ」
神「銀ちゃんばっかりズルいヨ!
私だって夜荘とどっか行きたいアル!!」
ギュッと神楽は夜荘の腕を抱いて、銀時を睨む。まるでオモチャの取り合いのようである
貴「そうさな。昨日は銀時が占領してたから、今日は神楽ちゃんに占領させてやれよ」
銀「えっ、やd」
貴「チ◯コ、ブチ斬られたいのか?(^^)」
銀「…申し訳ありませんでした」
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朝食後、早速神楽は夜荘を外へ連れ出した
貴「そういえば隣にいるデカい犬は?」
神「定春アル!可愛いでショ!!」
彼女が定春を撫でながら言うと、ワンと一つ鳴いた。2人は公園へ向かう。いつもここで遊んでるネ!と彼女は定春と走り出した。夜荘は近くのベンチに座る
貴「いやはや、元気なこって」
「そうだなァ」
急に声をかけられ、バッと後ろを振り返る
その男はフゥと煙を吹かしていた
貴「おやおや…鬼兵隊総督・高杉晋助さんじゃないですかヤダー」
高「…真選組局長補佐・広瀬 夜荘
俺と一緒に来てもらおうかァ?」
高杉はニタリと笑みを浮かべた