第9章 気付いた想い
〜 蓮side 〜
最初は浮くだけで精一杯だったけど、練習を続けていくうちに段々気をコントロール出来るようになってきた。
飯「蓮さん、だいぶ慣れてきたみたいですね」
蓮「ああ、なんとなくコツが掴めてきたよ」
まだみんなみたいに飛び回ったりは出来ないけど、空中で一回転出来るまでには上達した。
ト「イエーイ!帰ってパパとママをビックリさせようぜ!!」
トランクスは嬉しそうにあたしの周りをグルグル飛び回っている。
デ「皆さん、そろそろ休憩にしませんか?」
デンデが声を掛けると、ピッコロが頷いた。
ピ「そういえば、そろそろ昼だな。蓮、トランクス、降りて来い!!」
蓮「お〜う」
ト「お昼ご飯〜!?オレお腹空いちゃったよ〜!!」
天「ボクも〜!!」
ポ「今日は外で食べるといい。ポポ、沢山作った」
ポポが得意げに腰に手を当てる。
ピ「そうか。ではテーブルと椅子が必要だな」
ピッコロが手を翳すと、何も無かった床に大きなテーブルと人数分の椅子が現れた。
蓮「!?…なっ、なんだ今の!?どうやったんだ!?」
ピ「魔術だ」
蓮「魔術……ピッコロ、お前魔法使いだったのか!?」
ピ「いや、魔法使いではないが……まあ、似たようなようなものかもしれんな」
スゲェ……改めてそう思う。
飛んだり光る玉出したり、瞬間移動したり魔法使ったり…。
この世界は不思議に溢れてる。