第8章 練習開始
ピ「おっと」
差し出したピッコロの腕が蓮を抱き止めた。
蓮「あ、ありがとう…ビビった〜……」(汗
ピ「気を抜かんよう気をつけろ、慣れれば今の様なこともなくなる。だが、いきなり浮けるようになるとはな…。クックック、なかなか優秀な生徒のようだ」
(あ、声出して笑った……)
初めて見る表情に、蓮の胸の鼓動が早くなる。
そのままジッとピッコロを見つめる。
(なんで…こんなドキドキすんだろ?こいつを見ているだけで…胸ん中が苦しくなって、けどスッゲェあったかくて……今までこんな気持ち…迅達でさえなった事ない……。あたし…もしかして……)
ト「蓮姉ちゃん、飛べたの!?」
天「えっ、ホント!?」
神殿から出てきた子供達の声に、蓮はハッと我に返った。
ピッコロの腕から降りると、子供達が駆け寄ってきた。
蓮「まだ飛べるところまでは行けてねぇけど、なんとか浮けたよ」
ト「ホント!?やったぁ!パパの言った通りだ!!」
天「蓮姉ちゃんスゴーイ♪」
蓮「ありがとう♪でももうちょい頑張らねぇとな」
トランクスと悟天と楽しそうに話す蓮。
だが……まだ、動悸は治まらない。
第8章 終わり