第11章 認めた想い
飯「そ、それにしても不思議ですね。極稀にしか現れない筈の次元の狭間が、こうも立て続けに現れるなんて…」(汗
迅とくだらない言い争いをしていると、耐え兼ねた悟飯が口を開いた。
確かにそうだ…
(もしかして…今回もあの女が…?)
ひょっとすると、迅も彼女がこの世界に連れて来たのかもしれない。
デ「確かに妙ですね…蓮さん達が元の世界に帰る時、2つめの願い事で神龍に聞いてみましょう。神龍ならばわかるかもしれません」
飯「そうだね……ん?蓮さん、どうしました?」
蓮「………」
飯「蓮さん?」
考え込んでいると悟飯の声が聞こえハッとする。
蓮「え?あ、あぁ…なんでもないよ」
迅「目ぇ開けながら寝てたんだろw?」
蓮「あ"?」
迅「ゴメンナサイ」(泣
一同「「…………」」(汗
久しぶりに会ったからか、調子乗ってるな…
ギロッと睨むと、途端に小さくなって涙目で謝罪する迅。
あたし達二人のやり取りに一同苦笑いを浮かべる。
迅「でも、お前が無事で本当良かったよ。三人であちこち探し回ったんだぜ?瑠花なんか『見つけたらシバく!!』なんて血なまこになって探してよ……」
蓮「え、マジかよ?あたし帰ったら殺されんじゃね?」(汗
迅「骨は拾ってやるよw」
蓮「いや助けろし。そうなったらお前身代わりにしてあたしは逃げるぞ」
迅「いや巻き込むなよ!!一人で死ね一人で!!」
暫くふざけていると、迅が急に暗い顔になった。