• テキストサイズ

【DB】彼岸花

第11章 認めた想い


〜 蓮side 〜



数分後、やっと泣き止んだ迅はゆっくりとあたしから身体を離す。


蓮「…落ち着いたか?」


迅「う…ん……」ズビッ


鼻を啜る迅の顔は涙で濡れているわ目は充血しているわでヤバい。
それを見てあたしは思わず吹き出した。


蓮「ハハッ、ヒッデー顔w」


そう言って笑いながら迅の目の縁に残る涙を指で拭う。
これじゃこの間と立場が逆だな…。


迅「…あれ?つーか、なんでオレこんな所にいるんだ?崖から落ちた筈なのに……」


蓮「崖?それって、あの海の見える崖か?」


迅「ああ…お前ン家に行った帰りに寄ったんだ。そしたら崖の下になんか光の穴があってよ…見ようと思って身を乗り出したら落ちちまって……」


蓮「そうか…お前もあの崖から……」


飯「あの、蓮さん…説明をお願い出来ますか?」


2人で話を進めていると、後ろから悟飯の声がした。
振り返ると、みんな話に着いて行けず呆然としている。
そんな中で…


(ピッコロ…?)


何故かピッコロが、とても辛そうな顔をしてるのが目に入った。


(あいつなんで、あんな顔してんだ…?)


飯「…蓮さん?」


蓮「あ…ああ、悪りぃ悪りぃ」


ピッコロが何故あんな顔をしているか気になるが、まずは迅の事を説明するのが先だ。
ひとまずピッコロの事は頭の隅に置いておこう。


蓮「とりあえず中入ろうぜ?デンデとポポにもこの事言わなきゃいけねーから…中で説明するよ。迅、ついて来てくれ」


そう言って立ち上がり、神殿の中に入る。
みんなもあたしの後に続いて神殿に入ってきた。
/ 122ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp