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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

第6章 「思い出したくない記憶」


「やぁ、リタ」





現在の教室で、リタは自身の机に座っていた。






「これは驚いた」




「私が教室にいるからですか?
私はそんなに悪い生徒だったかしら?」




「それどころか、私の生徒の中で一番優秀な一人だった」





「悪い生徒と出来の悪い生徒は違うわ。
答えは要りません、先生が私を嫌っていた事は分かっています。」







リタがそう言うと、
ダンブルドアは違うと言い放った。







「私は君が悪い子だと思ったことは無い。」




「それじゃ、先生は唯一の人ですわ
他の人はそう思っていた…その通りだった。
私は性悪でした。」




「リタ、弟のコーヴァスの噂がどんなに辛いか、分かるよ」




「いいえ、お分かりにならないわ。
弟が居て…その弟が死んでいれば別ですけど」




「私の場合は妹だった。」









リタが怒りと好奇心の混じった目で
ダンブルドアを見つめる。








「愛していましたか?」




「…愛しきっていたとは言い難いな」








ダンブルドアがリタに近寄ると、
悲しい顔をしながら話を続けた。







「自分を解放するのに遅すぎるということは無い。
告白は救済だと言われる、重荷が軽くなる。」








リタがダンブルドアを見つめると
この人は何を知っているのか…疑っているのか?と思ってしまう








「私は後悔を道連れにしてきた、君はそうならないように」









ダンブルドアがそう言うと、
ゆっくりと教室を出ていくとリタはテセウスに
呼ばれて後から教室を出ていった_______
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