好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~
第6章 私は…
「君、携帯持ってるか?
『はい、これですけど…』
「貸して」
森川さんに自身のスマホを手渡すと
自分のスマホと私のスマホを見ながら
何かを入力している
「…はい、ありがとう」
戻ってきたスマホの画面を確認すると
森川さんのlineが登録されていた
『これ…!』
「困ったことがあったらいつでも連絡してね
俺は君の味方だよ」
嬉しかった
『ありがとうございます!』
「それじゃ、俺は帰るよ
またね
梢」
そう言って森川さんはエレベーターに乗り込んだ
「梢って言ってくれた…」
私はつい顔がニヤける
『あ!スタジオに戻らなきゃ!』