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好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~

第5章 不安


すると

「みなさん、おはようございます!」

音響監督さんが入ってきて
みなさんもあいさつを返す

私は見学者なので、アフレコ現場を廊下から見ることにした

いよいよ始まる

初めてのアフレコの様子にドキドキが止まらない

「それじゃ、よろしくお願いしまーす」

監督さんの一言でアフレコがスタート

さっきまで楽しそうにしていた時とはマッタク違う
みなさんの顔

マイク前に立っている姿は本当にかっこいい

「駆逐…してやる…っ」

梶さんの声にビクッとした

「この世から…一匹残らず!!」

知らない

普段の梶さんとは違う

「こんな人…知らない…」

梶さんだけじゃない

小野さんや神谷さん、下野さん、細谷さんも

別人のようだった

これが、声優


私は…


『どうして隣に居るの…?』


みなさんの姿を見て感動した

それと同時に

自分への疑問が生まれた


自分は、梶さんの隣に居ていい存在じゃない


私みたいな凡人が

声優さんに関わってはいけない


なぜそう思ったかは分からない

だけど、そう思わずにはいられなかった
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