• テキストサイズ

好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~

第5章 不安


すると

「お、梶くんじゃん、おはよ~」

「神谷さん、おはようございます!」

いきなりの神谷さんとの対面で、心臓が飛び出そうになる

私は思わず梶さんの後ろに隠れた

「ん?梶くんこの子は?」

神谷さんが私を見つけて梶さんに問う

「この子は俺の従妹の美南梢ちゃんっていいます
高校生なので今は夏休み中で、俺の家に遊びに来てるんです」

「へえ~そうなんだ、梢ちゃんよろしくね」

あいさつされたからには、こっちも返さないといけないので、梶さんの後ろから出てきて

『み、美南梢です
よろしくお、お願いします!』

と、つっかえながら言った

「梢ちゃん、声優さんが大好きなんですよ
だから、神谷さん前にして固くなっちゃってるみたいです笑」

「お、そうなんだ
てゆーことは、俺のファンでもあるのかな?」

『も、もちろんです!』

私は思わず声を張り上げる

「そっか、嬉しいよ、ありがとう」

そう言って神谷さんはニコリと微笑む

(ああ…神谷さんスマイルは生で見るとたまらない…)

「じゃあ、俺は先にスタジオに入ってるよ」

「はい、今日はよろしくお願いします!」

「うん、梢ちゃん、また後でね♪」

『はい!』

神谷さんは廊下の一番奥にあるスタジオに向かっていった

(まさか、あの神谷さんとお話するなんて…)

私が感動に浸っていると

「梢ちゃーん、まさか、神谷さんに惚れちゃった~?」

『当たり前じゃないですか!生の神谷さんですよ?そりゃ好きにもなりますって…!』

「ふーん…」

私は梶さんの問いに熱くなりながら返したが、なんかおもしろくなさそうな顔をしている

(熱すぎて引いちゃったかな…?)
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp