• テキストサイズ

好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~

第4章 初めての


『やっぱり綺麗…』

思い返してみれば、この時私と梶さんの距離はほとんど無かった

私は好奇心が強すぎて、この時だけは恥じらいという感情を忘れていた

梶さんの白い肌、長いまつげ、潤いを帯びた唇…


触れてみたいと思った

多分、私は地味に興奮していたのだと思う


私はそっと梶さんの頬に手をあてた

「…ん…っ」

くすぐったかったのか、梶さんは少し表情を歪めた


その時


私に悪戯心が生まれた

もっと触れてみたい

どんな反応をするんだろう…


私は梶さんの前髪を撫でてみた

すると

「…ふふっ」

梶さんは笑った

まるで子供のように



私はドキンとした


胸の奥がきゅうっとなるような

そんな感じがした




『私、なにやってんだろ…』

胸にきた衝撃をきっかけに、私は我にかえった

胸はまだ高鳴っている


まさか、これって…


『あーもーちがう!絶対ちがうから!』

これ以上梶さんの側にいると心臓が潰れそうなので、
私はソファーを立った
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp