第1章 甘くて激しいバレンタイン♪
笑顔で頷いたマリアンヌは嬉しそうな顔をして皿とフォークを用意した。
そして最後にこんな事を言ってきた。
「(アンダーテイカーさん!今度、この服着てニナさんのお店に遊びに行きたいです!)」
……ん〜。ニナには二度と来るなと言われてしまっていたが、マリアンヌが一緒なら多分大丈夫だろう。
「考えておくよ。」
アンダーテイカーは当たり障りない返答をしながらマリアンヌの作ったガトーショコラを頬張る。
ファントムファイヴ社の高級チョコにマリアンヌの愛がふんだんに注がれたガトーショコラは文句なしの極上の味だった。
──こうしてバレンタインの夜は幸せに包まれながらふけていった──