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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第9章 フタリノキモチ







「…信じられない、こんな日が来るなんて…」


アンダーテイカーはそう呟くと、マリアンヌの唇を指でそっと撫でる。


「マリアンヌ…もう…後戻りはできないからね?」


その言葉にマリアンヌは頬を赤く染めて頷くと、アンダーテイカーは静かにそっと、唇を重ねた。


優しく食(は)みながら角度を変えて何度も何度も唇を重ねる。



「(ん……んん………)」



アンダーテイカーがマリアンヌにかける言葉は、いつだって優しく、いつだって温かかった。


そんな言葉を自身に紡いでくれる唇はとても柔らかくて心地良い。


マリアンヌはその心地良い口付けに酔いしれながら、アンダーテイカーに身を委ねた。



「マリアンヌ…小生、夢みたいだ……」



一度唇を離し、ニコリとマリアンヌを見ると、再び唇を重ねる。



「(ふぅ……うぅん……ん……)」



今度は舌を使ってより深く唇を奪った。

最初は舌先だけを絡め、少しずつ奥まで侵入させくまなくマリアンヌの口内を堪能する。

舌を絡める口付けなど、今までは嫌悪感しかなかったというのに、アンダーテイカーからされる深い口付けは痺れるような甘さと同時に先程から自身の下半身を襲っていたむず痒い感覚をより一層強くさせた。


アンダーテイカーは拒絶する様子が無い事を確認すると、背中のボタンを外し、着ていたワンピースを脱がした。


「(あ…!!……ダメ……)」


剥ぎ取られてしまったワンピース。マリアンヌは必死に胸元を隠そうとするが、それはアンダーテイカーによって阻止されてしまう。


「マリアンヌの全てを小生に見せておくれ…」


実際はこの店に連れてきた時に全てを見せてもらっていたが、気を失っていたマリアンヌを看病をするのと、気持ちを繋げて愛し合うのでは、まったく意味が違うのだ。


アンダーテイカーは最後の砦、下着まで全て脱がせると、マリアンヌは自身の下で生まれたままの姿になり顔を真っ赤にしながら見つめていた。


そんな可愛い姿を見せられてしまえばアンダーテイカーの行動も段々と性急になっていく。


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