第53章 告白⑦

　話の流れの中でだけど……

　初めて翔ちゃんを『翔』って呼び捨てした事にドキマギして……

　小っちゃく深呼吸して心落ち着かせて


　カズ「なんか……　さっきも言ったけど……　時系列を辿ってると、凄い､『運命』とか『必然』『奇跡』を感じる……　1月にいくらなんでも『プロとして仕事にプライベート持ち込んじゃ駄目だよな』って話をしてて。どうしようかって二人で話てたトコに『モデルケース』で、この地域で『今、気を付けて見なきゃいけない家庭.人』を決めて『警察』と『探偵』が『合同で捜査をする』って言う案が警察の方から、ウチの事務所に依頼があったんだ」


　俺達は迷い無く、櫻井家を

　翔ちゃん、お母さん、妃那さんを守らせて欲しいって


　希望を出したよね


　カズ「それで、俺達は色々準備してたんだ……　2月の『あの日』まで……」



　翔ちゃん…… 涙している


　翔ちゃん

　早く俺は


　抱き締めて安心させてあげたいよ……



　翔ちゃん……