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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第44章 悔やんでも悔やみ切れない


 翔が歩道橋から落ちる数10分前

 カズside

 カズ『という事で、悪いけど変更になったから、後少ししか時間無いのに済まない』

『カズ大丈夫なのかお前? 無理すんなよ?』

 カズ『サンキュ? そろっと…… って考えてたんだけど…… マタさ……』

『全然構わねぇけど…… 皆、掛け持ちなんて当たり前に…… けどお前、いつ時間作ってんだよ?』

 カズ『音声に残してお前に送ってるだけだから。俺楽なもんよ? (笑)それをここまで仕上げてるお前の方がよっぽど驚きなんだけど…… さてと、悪りぃ先上がらせて貰うわ』


 明後日から6月……

 大野さんいつ戻ってくるんだろう? 


 俺は漠然とそんな事を思いながらチョッと探し物したいし……

 本屋にでも寄ってみるかな


『ねぇ』

 カズ『何? 話事無いから。それに自分の蒔いた種でしょ? 俺はもうアンタの事は使わねぇよ』

『あの子の所に行くの? パパに……』

 カズ『そのパパの威光が効く内に辞めといた方がいいぞ。もう後ねんだから。。次同じ事したら…… いつまでもパパさんの威光が通じると思えないけどね?』


 園の近くにある

『とある場所』


 園の門を左に曲がり、最初の道を左に曲がった少し先にあるんだけど


 反対に園の門を右に……

 歩道橋があって

 下った先にある本屋


 その先ちょっと行くと、翔ちゃんの前の家があるんだけど……


 歩道橋登りたくねぇな……

 最近運動サボったから体が鈍っててさ……

 階段がキツかったりして……


 俺姿勢悪くて、猫背だからチョっと視線を下に向けてんだよね

 それに…… 大野さんが戻ってくる。妃那さんと仲良くしてる。って分かってても何か気持ちがザワザワするのを止められなくて……

 けど何かそれとは違うザワザワした感じが……


 俺を凄い形相で睨みつけ去って行ったアイツ。何故か俺と同じ方向で……


 視界に入れるのも嫌で下向いてたんだけど……


 ふと空気が変わって…… 視線を向けると…… アイツの目の前に


 翔ちゃん! 




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