Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第61章 周囲の人間の罪 help!子供達の不安
拓「help! 凛達がさ、帰って来た時の翔ちゃんの顔見て『何かあったんだ!? 翔ちゃん、珠稀ちゃんと会いたいっ』て言ってんの! チョー先生が『今日二人はお休みだからね?』って説明しても……で、困ってたら救世主のまぁくんが来てくれたんだけど……」
カズ「は? 相葉さん? 」
拓「今は気持ちがそっちに……けどいつもより落ち着かない感じで……だからhelp!」
颯汰「分かった! ……知抄? 奏汰が居るから大丈夫か? ……頑張れよ!」
知抄「ありがとう」
鈴奈「知抄ゴメンね。行ってくるね」
萌「また、後で話そうね」
知抄「ありがとう。鈴奈ちゃん、萌ちゃん」
翔「どうしよう? 私皆に心配かけちゃって……」
カズ「翔ちゃん! その話はまた後で……」
奏多「翔ちゃん悪いけど……」
翔「いいのよ? 知抄ちゃんゴメンね……」
珠稀「知抄ちゃん? ゆっくっりで良いからね?」
俺としたら、相葉さんのミラクルにツッコミを入れたいし、何より翔ちゃんの気持ちの揺れの訳を知りたい……
けれど追い詰めても多分ろくな事には……
もう一度ゆっくり話し合わなきゃって思ったんだ……
それに不安で瞳を揺らしてる知抄ちゃんを
ホットクなんて……俺には出来ないから……