Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第40章 素直になろう
智.潤《……》
潤「本当にカズのコ16才なのか?」
智「オイラより大人」
潤「氏より育ち。か……」
智「だね……」
潤「で?」
貴弘『ありがとう。えと、二宮くんだっけ?』
カズ『はい』
貴弘『翔の彼?』
カズ『……いえ。まだ、いつかは彼氏になりたいです』
貴弘『あはは正直だねぇ。翔ちゃんをよろしくね』
カズ『はい』
潤《……》
智「……恐ろしい子だよね? 初めてあった大人にさ。オイラも初めましてだったけど……」
潤「本当、スゲぇ。生徒会もクラスも纏まってるは。確かに……」
智「アザミ姫の相葉ードくんは?」
(本当兄貴だな。姫達可愛い過ぎだから心配だよな……)
潤「ハンサム! 裏表ない。嘘ついた事ないような瞳! 典型的な学園王子樣! 心配ないよ」
智「そっか……良かった……」
潤「カズのコ……も基本優しいヤツだよ……智大丈夫か?」
智「……大丈夫。貴弘さんも優しい子だなって……安心して新しい恋に進めるかな?」
潤「あぁ……21:30か」
トウルルル……
潤「智子?」
智「はい? ……落ちついて? 真希! ……これから言う事……イヤ俺が行く!」
緊迫した智の声音。いつものふわぁって感じが一切ない……
なんだ?
智「ゴメン潤!」
潤「あ……あぁ……」
智は、携帯で何か指示しながらbarを後にした……
(真希さん……か)
俺も素直になろう…… 千奈美に……