Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第34章 あり得ない
智「紗菜さん救急車で……偶然ウチの病院に……色々揉めてさ。でうちの母ちゃん父ちゃんが引き取るって決めて。で、貴弘さんが……病に。この専門病院に入った」
翔「紗菜……さん亡くなって……貴弘さんが入院した時……また揉めた?」
カズ.智.ゆな(翔ちゃん……)
智「はぁ……」
カズ「翔ちゃんのお父さんの家族は、世間体気にしてお父さんを入院させて。お母さんの家族は世間体を気にして、入院費用を出す! と言い。お父さんの家族は自分達のほうが出すのが筋だ! と言って結局折半して今まで続いている?」
智「あり得ないだろ?」
カズ「大野さんと、家族が翔ちゃんを守って来たじゃないですか」
翔「そうなんです! 感謝してます。ありがとうございました。智さん」
智「……その上次は俺の父ちゃんの親戚が……だよ二宮くん?」
カズside
カズ「……あり得ないですね」
って言って、大野さんの反応を伺う
翔ちゃんに言いたい事
謝りたい事は……ご自身の家庭の……
翔ちゃんが涙……
あぁ、その姿に胸が張り裂けそうだ……
ゆなちゃんが翔ちゃんをソフアから絨毯に。隣に座りその華奢な体を抱き締しめ
二人は静かに涙……
俺は辛くて可哀想で……
大野さんもきっと……同じ思いだったろうな
翔side
翔「領さん……が……私の為に……ゴメンなさい」
智さんは違う
という様首を横に……
穏やかさと苦悩の表情に見えてとても悲しくて……
私の存在意味は?