Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第31章 貴女が抱えてたもの
翔side
二宮センパイは、私の支離滅裂な話理解してくれて、責任無いじゃんって言ってくれたの
嬉しかった……
翔「はい。私生まれた時どんな暮らししてたか分からないけど、ママは私を産んで2年後に……」
カズ「で、大野智さんのお父さんと、お母さんが引き取った」
翔「伯母さまは、ママのお姉さんだから……そのせいで伯母さま親戚と疎遠に……伯父さままで」
カズ「違うよ翔ちゃん。お二人から親戚を見限ったんだよ。2才から10才までは平和に……なのに何で?」
(裏では親戚が? まだ何かあるんだろうね……)
ゆな「ですよね? 親戚同志のメンツですって。ずっと、年忌して来なかったから集まったそうなんですけど、再びどっちの責任? って話になって……」
カズside
え。あ? 心の中で言ったつもりが声に出てた? ゆなちゃんがノートを見せて来てさ
すげぇー! ボイスレコーダーの他に、話を要点をまとめたんだね
頑張れよ相葉さん!
少し気持がそっちに脱線してしまったよ
翔ちゃんは、必至に泣くまいと涙を堪えていて
健気で儚くて……
貴女を俺が守るから……
翔ちゃんの隣にいたゆなちゃんが、再び翔ちゃんを抱き締めて……
ゆなちゃんも涙して……
二人の目の前に座ってる俺
俺も……抱き締めてあげたい……
愛しい貴女を……