Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第123章 無自覚って怖い
会えない間。時々、カズセンパイの毒舌っていうか、私にチョッとっした意地悪言うの聞きたい! ナンテ……
おバカな事考えちゃう時あったけど
でも実際聞くと……
(ダメだよ! せっかく久し振りに会えたんだから泣いちゃ……)
泣きそうになってる私を、カズセンパイはふわりと抱きしめてくれて
カズ「翔ちゃんゴメン…… ただの俺のヤキモチ。ホントごめん……」
翔「カズセンパイが、私なんかにヤキモチ? 私はモテ過ぎるカズセンパイを見て、高校の時、ヤキモチ焼いちゃったけど…… 今だって大学で…… けど当たり前ですもんね。カズセンパイがモテるの。カッコいいから」
俯き加減でそう言ったら、カズセンパイがちっちゃく呻いて、オマケに、ちっちゃくため息ついたの
だから、顔を上げてカズ先輩の表情を見ると
カズ「翔ちゃん…… 無自覚って怖い…… マジで……」
翔「カズセンパイ?」