第1章 最悪な出会い
そんなある日
いつものように店に行こうと公園の前を通った時、誰かに声をかけられた。
女の子「お兄さん、いつもあたしの事見てたでしょ?」
裕太「いや………」
俺は咄嗟に言葉が出てこなかった。
女の子「まあいいや。それよりお金ちょうだい!」
裕太「えっ!」
女の子はニコッと笑うと、指を3本立てた。
女の子「これだけでいいからさ」
俺は溜息をつくと、女のコに言った。
裕太「君さぁ、未成年だよね。お小遣いなら親にもらいなよ」
女のコはムッとした顔をした。
女のコ「親なんかあたしにはいない。何、ちょっと声かけてあげたら偉そうにして………ウザいんだけど」
そう言うとプイッとそっぽを向いた。
その女の子こそが、今俺の隣にいるだった。
初めての会話が金ちょうだいになるとはなぁ………(苦笑)
その後も何度かを見かけたけど、声をかけてくることはなかった。